【イギリス】バースおすすめ観光地完全ガイド!世界遺産の街を元住民がご紹介

バースまとめ

バース(Bath)、はイングランド西部、ロンドンから西に約185km進んだ場所に位置する人口9万人の都市です。ロンドンに次ぐ観光客受け入れ数を誇るイギリス有数の観光地。

今回はイギリス・バースに長期留学をしていたぼくが、バースの基礎知識とおすすめ観光スポットをご紹介します!

イギリス・バースとは?

バースはイギリスロンドンに次ぐ国内有数の観光地

バースはイギリス唯一の源泉から供給される天然温泉が有名。1978年に温泉が閉鎖されて以降、 バースで最も人気の観光地である温泉施設跡(The Roman Bath)を見られませんでしたが、2006年に市内中心部に温泉を利用した総合スパ施設Thermae Bath Spaが作られて以来、再び入浴できるようになりました。

バースの語源は風呂を意味するBath?

バースは英語で風呂を意味するBathの語源となったともいわれていますが、所以は定かではありません。ローマ時代は 神Sulis Menervaをまつる場所という意味の「Aquae Sulis」 と呼ばれていましたが、のちに支配した民族がバースに近い響きの名前をつけ、それが現在の町の名前の由来になっているといわれています。Bath という町の名前を英語ので風呂を表すbath という語の語源とする説がありますが、実際には温泉があるから付いた地名で順序が逆だという説が濃厚です。

イギリス・バースの歴史は紀元前から始まっている

バースは紀元前9世紀に源泉が発見されて以降、温泉地として栄えました。1世紀のローマ帝国支配時代には、温泉、水風呂、マッサージ施設、サウナなどを備えた複合温泉施設The Roman Bathが作られ、温泉保養地として栄えました。この場所はイギリスで唯一、天然温泉が出るということで神スリス・ミネルバ(Sulis Minerva)に祈りをささげる場所としても知られ、当時は多くの人が訪れました。

400年頃、ローマ人が撤退すると町は衰退しはじめます。温泉施設も荒廃し忘れ去られていきました。しかし、18世紀ジョージ王朝時代に温泉が再び注目され、バースは温泉地として再び栄えることとなります。上流階級の貴族の保養地として多くの人がバースを訪れ、はちみつ色レンガが特徴的なジョージアン様式の建物が多く建てられました。ジョージアン様建築の多くは今日でも見ることができ、バースらしさを象徴するものとして生活の一部に馴染んでいます。

イギリス・バースは原作マンガで映画化もされた「テルマエロマエ」のモデル地?

第37回トロント国際映画祭に出演者が招待され、第36回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を阿部寛が受賞した大ヒット映画「テルマエロマエ」には、古代ローマの公衆浴場が登場します。バースにある遺産ローマン・バスは、現存する古代ローマの公衆浴場の中で最も壮大かつ当時の様式をとどめており、映画テルマエロマエの参考にされたともいわれています。

バースは映画&ドラマ「秘められた恋」「傲慢と偏見」で有名なイギリスを代表する作家ジェーン・オースティンが暮らした場所として有名

バースは、イギリスを代表する上流作家ジェーン・オースティン(Jane Austin)が約5年間滞在した場所としても有名です。「秘められた恋」や「傲慢と偏見」など、当時の上流階級の暮らしをリアルに描いた作品は今日でも高く評価されており、イギリスの10ポンド札の肖像にも使われています。没後200年を迎えた2017年には彼女に関する多くのイベントが市内で行われました。

バースは「バース市街」として世界遺産にも登録されている

1987年、バースは18世紀ジョージアン建築の美しい街並みが評価されバース市街は世界文化遺産に登録されました。街全体が世界遺産に登録されている場所は世界的にも珍しく、登録された街並みを一目見ようと今日も観光客が途絶えることはなく増加し続けています。

イギリス・バース観光の平均費用は?滞在費は?航空券は?

バースは物価が高いことで有名なイギリスで2番目に物価が高い地域

バースは一説によると、物価が高いことで有名なイギリスの中でロンドンに次いで2番目に物価が高いといわれていま。理由は、バースが歴史的に上流階級が生活してきた場所であり、現在でも名残で別荘としてバースに家を持つ人が多くいる別荘地であること。イギリス有数の観光地なのでモノの値段が観光地価格になっていることが挙げられます。イギリスのほかの地域に旅行するときよりも、財布に余裕を持っていきましょう。

イギリスバース1週間の旅行の場合、滞在費は15万円~航空券は季節による!

バースに1週間滞在する場合、航空券を除いて最低15万円程度必要になります。内訳は宿泊代金が1万円×6日、1日の食費が1万円×6日、交通費+お土産代+雑費で3万円程度です。バースは物価が高くイギリス有数の観光地なので安い宿泊場所が少なく食費等が高いためこのくらいかかります。

航空券は成田空港~ロンドンのヒースロー空港までで取得するのが一般的です。ハイシーズンだと格安航空券でも往復12万円程度かかりますが、秋~冬のローシーズンには往復7万程度まで下がることもあります。特に10月11月、2月あたりが安くなるので要チェックです。

バースの旅行費用ざっくりまとめ

1週間の滞在費:約15万円(平均)

航空券(往復):約7〜12万円(10~12月が狙い目!)

イギリス・バースで本当にオススメしたい観光スポット10選

これから紹介する10か所のバース定番観光地は、2日あれば全て見て周ることができます。プライア―パークとバーススカイラインウォークだけ少し遠いですが、バスを使っていけば問題ありません。バースの特徴は半径1.5kmにほとんどの定番観光地が集まっていることです。それでは早速10か所の定番観光地を見てみましょう。

ローマン・バス|世界遺産の街イギリスバースで一番人気の観光地

ローマン・バス(The Roman Bath)は、バースで最も人気の観光スポットです。古代ローマ人が作った温泉施設の遺跡とそれらに関するミュージアムは国内外から高く評価されており、多くのミュージアムに関する賞を受賞しています。オーディオガイドが充実しているので、館内を巡る際は日本語のガイドを聞きながら展示を見ることができます。

バース大聖堂|無料で入れるイギリスバースのシンボル

バース大聖堂(Bath Abbey)は、バースのシンボル的な建物です。973年、統一イングランド王のエドガー王が、この場所で王としての冠を授かったイギリスの歴史においても重要な場所です。扇形に広がった天井、約8割が窓で構成される壁が最大の特徴であり、壁から光が差し込む様子を見たエリザベス一世は「イングランド西部の灯火」と讃えたといわれています。

ファッションミュージアム|イギリスバースの世界最大級ファッション展示館

ファッションミュージアム(The Fashion Museum)は、世界有数の展示品数を誇るファッションの歴史に特化したミュージアムです。古くは1600年代から、最も新しいものは2016年の最先端ファッションまで展示されています。ローマン・バス同様にオーディオガイドが充実しており、ファッション好きでなくとも歴史や文化の説明を聞きながら楽しめます。

ロイヤル・クレッセント|世界遺産の街の三日月型建築

ロイヤル・クレッセント(Royal Crecent)は、バースにいくつかあるCrescent(三日月)の形をした建築物の中で最も有名な建物です。現在でもホテルや住居として利用されています。建物内には、No,1 Royal Crescentというミュージアムが併設されており、18世紀バースで暮らした上流階級の暮らしを知れます。また、建物の前には芝生が広がっており、数々のイベントが開かれます。

プライア・パーク |ナショナルトラストが管理する庭園

プライア・パーク(Prior Park)は、National Trustが管理するバースの公園です。もともとは上流階級の家の庭として作られたもので、公園内にはバースの建築を代表する橋が架かっています。池の周りに遊歩道が整備されており、一周約30分で歩くことができます。また、自然豊かな環境で水鳥が触れられる距離に生息していのも魅力の一つです。

バース・スカイライン・ウォーク | ナショナルトラストが管理する散歩道

バース・スカイライン・ウォークは、イギリスの自然保護団体ナショナルトラスト(National Trust)が管理する一周約6マイルのウォーキングコースです。バースの市街地を囲むようにある丘に沿ってルートが作られていて、多様な自然を楽しめます。休日になると多くの親子連れが歩いていて、イギリス独自の散歩文化を感じられる場所でもあります。

パルトニー橋 | レ・ミゼラブルのロケ地にもなったイギリスバースのエイヴォン川にかかるアクセス良好の橋

パルトニー橋(pulteney bridge)は、エイヴォン川に架かるエレガントな橋。橋の上にはカフェやパン屋さん、セレクトショップ、イギリスグッズ店など約10店舗が立ち並んでおり、渡っていても外から見ても楽しい橋です。映画「レ・ミゼラブル」内のセーヌ川シーンで橋の下の堰が使われており、日本人観光客も訪れるスポットです。

サーメ バース スパ | バースにあるイギリス唯一の天然温泉入浴施設

サーメバーススパ(Thermae Bath Spa)は、2006年にバース市内にオープンした近代的な屋内&屋上スパです。1978年からバースには入浴できる温泉が無かったため、地元でも比較的歓迎されています。入浴料は決して安くないですが、屋上スパからはバース市の街並みを一望できる見晴らしの良い浴場となっています。

バースラグビースタジアム|ラグビーワールドカップ前後に英国でラグビー観戦

バースラグビースタジアム(The Recreation Ground)は、イングランド・バースに本拠地を置くラグビーユニオンクラブの本拠地です。2016年には、ラグビー日本代表のアマナキ・レレィ・マフィが加入しました。オンライン上でチケットを事前に購入するかパルトニー橋上にあるチケットショップで購入すれば誰でも観覧できます。ラグビー発祥の地で強豪チームのプレーを楽しめます。

サリーランズ|バース名物のパンが食べられるレストラン

サリーランズ(Surry Lunn’s)は、「バースで最も古い建物にあるレストラン」「バースで最も有名なレストラン」「バースで最もおいしいパンが食べられるレストラン」と言われ観光客からも地元民からも愛されるレストランです。「Buns」と呼ばれるフワフワのパンが名物です。レストランの地下にはBunsに関するミュージアムもあります。

イギリスバースを1日で満喫するなら観光ツアーがオススメ!

メイヤーツアー|毎日誰でも無料で参加できるウォーキングツアー

メイヤーツアー(Mayour’s Guides)は、バースで毎日行われている無料のウォーキングツアーです。事前予約は特に必要ありませんが、ガイドは全て英語です。ガイドは地元のおじいちゃんおばあちゃんたちがボランティアで行っており、地元民しか知らないディープな情報を2時間たっぷり聞けます。時間がない中で効率よく有名スポットを巡りたい人にはお勧めです。

ボートツアー|ボートに乗り川からバースを眺めるツアー

バースには、いくつかボートツアー会社があります。パルトニー橋の下あたりからスタートし、バースを流れるエルヴォン川をボートに乗って巡るコースが王道です。歩いて観光しているときには見えない道の下に存在するバースの過去の遺跡や、市内から少し外れた地元住民の暮らしを90分程度で見てまわれます。

バスツアー|バースバスカンパニーが運営する2階建てバスツアー

バスツアーは、バースバスカンパニーが運営する2階建てバス(Open Top Bus)ツアーです。バースバスカンパニーのツアーは、2階建てバス観光の賞をいくつも受賞しているイギリス国内でもトップレベルのクオリティと人気を誇ります。日本語対応の音声ガイドがバスにはついているため、日本人でも参加しやすくおすすめです。

イギリスバースのオススメ周辺観光地

コッツウォルズ|イギリスの中央と呼ばれハリーポッターロケ地として有名

コッツウォルズ (Cotswolds) は、イングランド中央部に広がる丘陵地帯で、イングランドの中心とも呼ばれる場所です。特別自然景観地域に指定されており、絵本の世界に紛れ込んだようなイギリスならではの景観が広がっています。日本人にとっては、様々な映画のロケ地としてなじみが深く特にハリーポッターのロケ地が多くあることで有名です。

ストーンヘンジ|イギリスを代表する謎多き世界遺産

ストーンヘンジ(Stonehenge)は、世界遺産に登録された奇岩群でイギリス屈指の観光客数を誇る遺跡です。ロンドンから200キロメートル離れたところにある5000年前にできた巨石の遺跡は、今も昔も人々を魅了し続けています。ストーンヘンジは繁華街から離れているため、ツアーを利用して訪れるのがオススメです。

カーディフ|イングランドとは異なる文化を持つウェールズの首都

カーディフ(Cardiff)は、ウェールズの首都で人口30万人の都市です。昔は、石炭の輸出港として栄えましたが、最近はウォーターフロントの再開発で観光やニュービジネスが盛り上がっています。モダンな建築物やおしゃれなレストラン、博物館や公園など観光スポットが充実しており1日楽しめます。

ブリストル|イギリスで5番目に大きな観光と大学の都市

ブリストル(Bristol)は、イギリス西部の港湾都市でイギリスで5番目に大きな都市です。13世紀~18世紀ごろにはロンドンに次いで2番目に大きな都市でした。 「ひつじのショーン」「ウォレスとグルミット」でおなじみの「Aardmanスタジオ」 や世界一古いつり橋「クリフトンサスペンションブリッジ」など見どころ満載の都市です。

イギリス・バース観光 まとめ

バースまとめ

イギリスの中でも一番長く住んでいたバースをご紹介しました。

特集ページにも分かりやすくまとめているのでよかったら合わせてご覧ください!

この記事を書いた人

matto

文部科学省トビタテ!留学JAPAN6期生として2016年に約半年間イギリスのリヴァプール・バースで留学&インターンシップ、観光に関する調査を実施。帰国後はイギリス居住経験を生かし長野県を拠点にインバウンド推進事業や留学推進事業に関わっている。世界遺産検定3級。