ウェストミンスター大聖堂はイングランド及びウェールズで最大のカトリック教会です。ウェストミンスター寺院とよく間違われてしまうウェストミンスター大聖堂ですが、そこまで観光地化していないことで厳かで良い雰囲気を醸し出しています。
この記事ではウェストミンスター大聖堂を楽しむために知っておきたい情報をわかりやすく解説していきます。歴史や入場料・所在地・入れる時間などぜひ参考にしてみてください。ロンドンの定番観光地~穴場まで広く知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
ウェストミンスター大聖堂の歴史
ウェストミンスター大聖堂は50年以上の歳月をかけてお金が集められ建設され1903年にようやく完成しました。しかし予算不足で内部装飾は予定通り完成せず、なんと現在に至るまで未完成のままです。
1995年にウェストミンスター大司教ベイジット・ヒューム枢機卿の招きに応えて、女王エリザベス2世が大聖堂を公式訪問して典礼に参加しました。イギリスにおいて現役の君主がカトリック教会を公式訪問するのはヘンリー8世(1491-1547)以来のことで当時とても注目されました。
ウェストミンスター大聖堂の入場料金
入場は無料です。気持ちでドネーションするといいと思います。聖エドワードタワーに上る際は売店でチケット(大人£6、子供£3、家族£12)を買う必要があります。
ウェストミンスター大聖堂の場所は?行き方は?周辺観光地は?
地下鉄・NRヴィクトリア駅(Victoria/ピカデリー線、サークル線、ディストリクト線)から駅前のヴィクトリア・ストリートを右(東)へ約200メートル歩きます。マクドナルドを目印に右折すると大聖堂は広場の奥にあります。駅から徒歩で約5分です。
ウェストミンスター大聖堂の周辺観光地としては、ウェストミンスター大聖堂やビッグベン、バッキンガム宮殿などがあります。ロンドンの中心的観光地ですね!これらのスポットについて知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
ウェストミンスター大聖堂には入れる時間 日曜日は?
基本的には7:00~19:00(土・日曜は8:00~19:30)に入ることができます。聖エドワードタワーに登れる時間は9:30-17:00、土日祝は18:00までです。日曜日も問題なく入れますが、観光で訪れる場合はミサの時間(日曜午前)は状況をみて入るようにしましょう。
ウェストミンスター大聖堂は壁画が見どころ

身廊(教会堂の中央部の会衆席の設置される場所)はイングランドの教会では随一の広さを誇ります。また祭壇は身廊からみて1.5m上部にあるので、どの席からも印象的なモザイクが施され、ライトがともされた大理石製の飾り天蓋とその下の祭壇を拝み見ることができます。

大聖堂内には多数のチャペルがあり、それぞれ描かれている画が異なるので見応えがあります。またもしも予算がしっかりあってすべて内装が完成したらどうなっていたのか想像しながら見るのもおもしろいかもしれません。
ウェストミンスター大聖堂は聖歌隊/ミサが有名
ウェストミンスター大聖堂の聖歌隊は世界で唯一のプロのカトリック聖歌隊として有名です。数々の賞を受賞し日本でも多くのCDが販売されています。ミサに参加すればその声を聞くこともできるかもしれないので、以下のWebサイトから予定を要チェックです。またCや音源も気になる方はチェックしてみてください。
ウェストミンスター大聖堂の塔エドワードタワーには有料で登れる

ウェストミンスター大聖堂には高さ90mの大時計塔聖エドワードタワーがあります。この塔にのぼるためには£6払う必要がありますが、頂上からはロンドン市街が一望できます。ちなみにこのタワー、なんとエレベーターで昇ることができます!
ウェストミンスター大聖堂とウェストミンスター寺院は別!

近くにあるウェストミンスター寺院とよく間違えられますが、全く別物です。ウェストミンスター寺院は英語で「Westminster Abbey」ですが、ウェストミンスター大聖堂は英語で「Westminster Cathedral」です。お間違えの無いように!(どちらも必見である点では同じですが)
最後に-ウェストミンスター大聖堂は穴場スポット-

ウェストミンスター寺院や周辺観光地と比べるといい意味で観光地化さされていないので、あわただしいロンドン観光途中で寄るとホッと心が安がる気がします。大聖堂には祈りをささげに来る人も多くいるため観光マナーに注意が必要ですが、入ると大きな声を出そうという気にはならないと思います。ぜひ足を運んでみてください。