ちょっと上品なイギリス旅行がしたい人にオススメしたいのが「マナーハウス」という宿泊施設です。中世の時代に建てられた荘園を宿泊施設に改装したマナーハウスでは、美味しい食事、自然豊かで静かな環境、クラシカルな部屋などイギリスの田舎が満喫できます。この記事では、ちょっと敷居が高そうで高級そうなマナーハウスの楽しみ方&気を付けることを丁寧に解説していきます!
マナーハウスとは?
マナーハウスは(Manor House)は、中世の時代に地主や荘園の領主が荘園(マナー)に建設した建物です。建物はとても立派で数百年以上前に建てられたものばかり。特に、広い庭は毎日隅々まで美しく整備されており歩いて楽しめます。また、室内は豪華な内装と上質な雰囲気で中世貴族の気分が味わえます。
マナーハウスの多くは地方に存在するので周囲の施設や景観と合わせて楽しめるのも魅力の一つ。(場所によってはゴルフ場やテニスコート、プールなど併設していることも!)
マナーハウスの宿泊料金
マナーハウスは、朝食や夕食をつけるかつけないかで宿泊料金が大きく変わります。安い場合は1人7,000円程度(朝食のみ)で泊まれますが、上を見ればきりがありません。夕食はお腹いっぱい食べようと思うと1人3,000円~5,000円程度はかかります。夕食朝食込みの宿泊だと1人10,000円以上はかかることになりますが、お値段以上の体験ができることは間違いありません!(多くのマナーハウスには無料の駐車場が付いています)
マナーハウスの楽しみ方
パブリックスペースで読書をしたりお話をしたり
マナーハウスの多くにはパブリックスペースと呼ばれるソファや机が置いてある広いスペースがあります。英国紳士がイングリッシュティー片手にお茶をしながら談笑していたり、暖炉の前でゆったり読書していたりと過ごし方は人それぞれ。マナーハウスには世界中からゲストが来ているので、英語ができる人は談笑してみてもいいかもしれません。そうじゃなくても、友達や家族とパブリックスペースで過ごす時間は格別なはずです。
ブリティッシュブレックファーストとディナーは必須!
マナーハウスで最も楽しみなことといえば食事!その土地ならではの食材をふんだんに使った料理、充実したワイン、ウイスキーなどのアルコール類と美味しい料理をお腹いっぱい食べられること間違いなしです。
夕食や朝食は事前予約が必要な場合が多いですが、当日、受付で申し込んだり食事の時間にレストランに行ったりして事前予約なしで食べられる場合もあります。
庭や周囲を散歩するもよし
マナーハウスは地方にある場合がほとんどなので、周りは緑豊かで静かです。朝早くに起きて散歩したり、近くの町まで行って少し観光したりと外に出て楽しむのがオススメです。
マナーハウスで気を付けたいこと
ドレスコードは少し上品な服装だと◎
マナーハウスの服装に厳格な決まりはありませんが、クラシカルで大人な雰囲気の場所がほとんどなのでカジュアルすぎる服装はやめたほうがいいかもしれません。場所によってはTシャツやジーンズ、ジャージ、スニーカーなどのラフな服装がダメな場所もあるので事前に確認するといいかもしれません。
決まってはいませんが、少しおしゃれな格好のほうが雰囲気とマッチして写真映えもいいのでジャケットやちょっとシュッとした服を持っているとより楽しめるはずです!
ディナーは事前に予約すると安くなることもある!
一部のマナーハウスには「プレシアター」という特定の時間帯なら割安で料理が食べられる仕組みがあります。元々はミュージカルが始まる前の時間や終了後の特定の時間に食べる食事を指していましたが、今では広く使われる言葉です。事前にメールで問い合わせたりチェックインの際にフロントで伝えると特定の時間を指定してもらえるので、食費を少しでも安く抑えたい人にオススメの仕組みです。
買いたいものがある場合はチェックイン前に買おう!
マナーハウスの良さは静かで緑豊かな田舎にあることですが、逆にいうと周りにスーパーマーケットやレストランなどのお店が全く無いこともしばしばあります。充実したサービスが売りなので大抵の要望は通るはずですが、旅行に必要な買い出しがある場合はチェックイン前に済ませておきましょう。
Macdonald Alveston Manor Hotel (マクドナルド アルベストン マナー ホテル)
ちなみに、私はストラトフォードアポンエイボン(Stratford-upon-Avon)にあるMacdonald Alveston Manor Hotel(マクドナルド アルベストン マナー ホテル)というマナーハウスに泊まりました。シェイクスピアにゆかりの深いストラトフォードアポンエイボンを訪れた際はオススメの宿です。気になる方はこちらの記事をご覧ください。