イギリス ロンドンに野生のハリネズミ!? 「ダーウィンが来た!」でも話題の都会の庭や生垣に生息する動物

2017年にNHK「ダーウィンが来た!」でその存在が取り上げられて以来、日本でも一部で人気を得ているハリネズミ。農業の近代化と生垣の減少で生息数が減っているハリネズミですが、近年、イギリスの大都会ロンドンの民家の庭に生息する姿が愛くるしいと話題に。

山や高地よりも都会が好きでロンドンに集まってきているハリネズミの基本情報や生息数が減った理由、イギリスではどんな風に扱われているのかなど、みんなが気になるイギリスのハリネズミ情報をまとめてみました。

ハリネズミとは?寿命・餌・値段・性格は?英語ではHedgehog

シェイクスピア 生家

ハリネズミはヨーロッパ、アフリカ、中近東、東アジア、ロシア、インド辺りに生息する動物です。日本にいるものは全て外来種で、もともと日本にはいませんでした。

特徴は何といっても体を覆うハリ!このハリの正体は体毛が変化した棘で、風や落っこちた衝撃で圧力が加わっても根本が折れ曲がって体には傷ができないようになっているのです。

ペットとしても人気のハリネズミ。ハリネズミは臆病で警戒心が強い動物です。寿命は意外と短く2年~5年程度、餌はミルワームやコオロギなどの昆虫や、野菜などを食べます。ちなみにペットとして買う場合の値段は5,000円~50,000円が相場。手ごろな価格で買えるペットとして人気です。

農業の近代化と生垣の減少で生息数が減っているハリネズミ

湖水地方

イギリスではもともと、草原や農地と農地の境界になる「生垣」を好んで暮らす動物としてスコットランドの一部を除く大半の地域で親しまれていました。イギリスは国土の大半が農村地帯なので人とハリネズミの距離がとても近かったのです。

しかし産業革命や資本主義の発展により農業が近代化。大規模農業の進展や機械化により生垣が減ったり食べるものが少なくなったため、ハリネズミの生息数が一気に減ってしまいました。

大都会ロンドンのイングリッシュガーデンに住むハリネズミ

グリニッジ公園

「ダーウィンが来た!」でも取り上げられていたように、イギリスのハリネズミは農村地帯を飛び出して私たちが暮らす都会に生息するようになりました。驚くべきことに、都会のハリネズミは住みやすいところをうまく見つけてたくましく生きています。

生垣が今でも残りつつ自然もある環境ということで、ガーデニング大国イギリスならではの文化である「イングリッシュガーデン」にたくさんのハリネズミが生息するようになりました。都会でありながらも広大な公園や大きな庭を持つ民家が多いイギリスならではの現象ですね。

イングリッシュガーデンのほかにも、墓地、鉄道の土地、荒れ地などにハリネズミは生息しています。イギリスのハリネズミはナメクジやカブトムシ、毛虫などを食べて生きており、別名「庭師の友達」 と呼ばれ親しまれています。害を与えるどころかきれいにしてくれるので、人々に親しまれているのですね。

ハリネズミは浮気者?実はいくつもの庭を行き来している

イギリス人でも知っている人と知らない人がいますが、実はハリネズミは浮気者です。ハリネズミは地域内のいくつかの庭を訪れ住処にする傾向があるのです。つまりうちに訪れたハリネズミを「かわいい子ね~」とほほ笑んでみている数時間前には、違う家で同じように「かわいい子ね!」といわれているのです。。。

ハリネズミはシェークスピアの作品にも登場する

シェイクスピア 生家

ハリネズミの姿は昔からいろいろな文芸作品にも登場しており、イギリスを代表する劇作家シェークスピアは「The Tempest」と「Midsummer Night’s Dream」のなかでハリネズミにふれています。

英国ロンドン&郊外でハリネズミ探し観光をしてみては?

日本ではあまりなじみがないハリネズミですが、イギリスではこんなにも愛されているとは驚きですよね。私もイギリスで暮らしているときに何度か見たことがありますが、リスやその他の動物とはまた違うかわいさがありました。大都会ロンドンや郊外を訪れた際のちょっと変わった楽しみ方として、ハリネズミ探しをしてみてはどうでしょうか?

この記事を書いた人

ユートリ編集部

UK TRIP(ユートリ)編集部です!
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