日本とイギリスの意外な違い?旅行前&旅行中に役立つ知識まとめ

時差や物価は?

こんにちは、ユートリ編集部です。

初めてイギリスへ旅行に行く方のために、旅マエに知っておくと便利なことをまとめてご紹介いたします。時差は?物価は?ビザは?食べ物がまずいって本当?などなど、主観を交えてまとめてみました。

イギリス旅行前に知っておきたいこと

・イギリスとの時差は8〜9時間
・イギリスの正式名称は?UKってなに?
・物価は日本より少し高め
・「イギリスの料理はマズい」って本当?
・厳しいと噂の入国審査事情
・EU離脱が決まったけれど、治安は大丈夫?

また、はじめてイギリスに行った体験や留学中の知識をもとに、旅行中に役立つハックもまとめています。

旅行中に役立つ知識

・ロンドンの移動には「オイスターカード」が必須!
・バスの乗り方は?手を出さないと停まってくれないかも
・電車には「予約席」や「ファーストクラス」がある
・お店のトイレは「ナンバー」がないと入れないこともある
・公共のトイレは有料!小銭を用意しておこう

慣れてしまえば簡単だけど最初はとまどうイギリスの知識をご紹介!思いつき次第、随時更新していきます。

気になる項目がある方は、下の目次からジャンプしてくださいね!

イギリスと日本の時差は9時間、サマータイム期間中は8時間

東京が14時のとき、ロンドンは6時

イギリスと日本では、日本のほうが9時間進んでいます。地球のほぼ裏側ですね!僕は、イギリス在住中にオンラインで日本と会議することが多かったのですが、時間を調整するのが9時間時差があると時間を調整するのが大変でした。

意外と便利なのがスマホの世界時計機能

時差があると、どこの国に何時に連絡をいれるか困ってしまいます。そのときに便利なのがスマホの世界時計機能です。i phoneの場合、時計を押して左下にアイコンが出てくるのが世界時計です。同時に5つの国の時間を表示できるので、複数国の時間を比べて見られて便利です。

イギリスが導入するサマータイムとは?

サマータイムとは、3月末から10月後半の日の出ている時間が長い期間、時間を1時間ずらす制度。2019年は3月31日~10月27日がサマータイムで、この期間は日本との時差が1時間短くなり8時間となります。冬は日が短く夏は日が長い緯度が高い国ならではの制度です。ちなみに、i phoneの世界時計だとサマータイムもばっちり正確に教えてくれます!

イギリスの正式名称は?4つの王国が

イギリスの正式名称は「グレートブリテン及びアイルランド連合王国」です。ラグビーやサッカーを観る方なら、ほかにも「イングランド」「アイルランド」「スコットランド」「ウェールズ」なども馴染み深いですよね。

イギリスは4つの王国がひとつになってできた国です。とても複雑な歴史や呼び方の違いがあるため、詳しくは下の記事をご覧ください!

イギリスの物価は日本より少し高い?

イギリスの物価は日本より高い

イギリスの物価は日本より少し高めです。イギリスには付加価値税(日本の消費税)という税金があります。この付加価値税が20%と日本の消費税の2倍以上なので物価が高くなっています。ただ、日本とは違い食料品や文房具、赤ちゃん用のグッズや本などの生活必需品には、なんと税金がかかりません!なので、印象としては生活に必要なものは日本と同じくらいかモノによっては日本より安いですが、観光の際にかかる費用は高めといった感じです。

イギリスは、ホテル代や外食代が日本と比べて高めです。昼食だと1回あたりレストランの場合は1500円~2000円前後、安く済まそうと思ってもお店だと1000円はかかります。夕食の場合はもっと高く、レストランでアルコール+メイン料理のセットだと3500円~5000円前後、安く済まそうと思っても2000円~3000円はかかってしまいます。

「イギリスの料理はまずい」本当?

フィッシュアンドチップス

一昔前まで、イギリスと言えば料理がマズいみたいなイメージが日本では定着していました。今でもそう思っている方は多いはずです。実際にイギリスに住んでいた僕の感想は「イギリス料理で超おいしいもの!は食べたことが無いけど、レストランやスーパーマーケットが充実しているから普段食べる食事はおいしいものが食べられる」といった感じです!

イギリス料理は超美味しいとは言えないが、イギリスで食べられる料理はおいしい

イギリス料理がマズいといわれる理由は、歴史を紐解くと分かります。もともとイギリスの男性は「質素であればあるほどカッコいい」という価値観がありました。やたら豪華な食事を食べるのはカッコ悪いことだったのです。

独自の徒弟制度や産業革命により伝統的な料理が後世に継承されなかったことも料理がマズくなった理由の一つです。まとめると「イギリス料理は歴史的にマズくなる運命にあった」ということです。

イギリスには世界中の食のレストランがあるから外食が美味しい

実際に暮らしていて「イギリスの料理がマズくてつらい!」と思うことはそんなにありません。

1つ目の理由は、移民が多く世界中から観光客が集まるイギリスにはレストランがたくさんあり外食の選択肢が多いことが挙げられます。元宗主国だったインド料理、過去の戦争により食文化があまり入ってこなかったフランス料理、ヘルシーさと珍しさで人気の日本食、少し大きな年に行けばこれらを含む数多くのレストランで食事ができます。

イギリスにいるからといってイギリス料理だけ食べなければいけないわけではありませんし、逆に世界中の料理が食べられると思うとイギリス料理がマズかったからこそ外食の選択肢が増えおいしくなったのかなと思います。

イギリスのスーパーマーケットは安く品質もそこそこなので自炊ができる

「イギリスで暮らしていて食がマズくてつらい!」と思うことが無い2つ目の理由は、スーパーマーケットが充実した品ぞろえでかつ安いから自炊ができることが挙げられます。日本と比べて主食となるパスタやパンが安いですし、肉やチーズ系も日本よりお手ごろな価格で手に入ります。

最近はイギリスのスーパーマーケットだけでなく、日韓中の食材を扱った中華系スーパーも増えているので、イギリスの食事に飽きたら即席ラーメン屋日本のお米、冷凍食品も普通に食べられます。イギリスで外食をするとどうしても高くなってしまうので、安くかつおいしいものを食べるのであれば自炊がオススメです!

厳しいと噂のイギリス入国審査事情

イギリスの入国審査は世界的に厳しさトップレベル

イギリスは、もともと入国審査が厳しいことで有名でしたが移民増加問題とEU離脱決定によって、近年さらに厳しくなっています。入国審査時の質問は当たり前ですが英語で聞かれます。基本的には、嘘をつかず簡単な英語で答えれば審査をクリアできないことはありません。事前にしっかりと想定質問と回答、入国審査で見る英単語を覚えておくといいでしょう!

uk trip アイコン
ユートリ編集部

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イギリスの入国審査時に覚えておくと便利な単語

以下の単語は、入国審査時に見る可能性が高い単語です。飛行機を降りたら、機内で書いた入国カードを持って入国審査する場所を目指しましょう。入国審査する場所に付いたら、日本人は外国人用カウンターの列に並びましょう。2019年5月から使えるようになったeGateの場合は、電子ゲートに向かいましょう。

Immigration入国審査
Passport control出入国審査(場)
Landing card/Immigration card 入国カード
Biometric Passport IC旅券
Foreign National 外国人用カウンター
eGate 電子ゲート

イギリスの入国審査で聞かれる可能性が高い質問と回答例

下の表は、イギリスの入国審査で聞かれる可能性が高い質問と回答例です。観光の場合を想定します。大切なのは「嘘をつかないこと」と「簡単な単語でいいのでハッキリと自信をもって答える」ことです。もし、その場で単語が出てくるか心配な人は事前に紙に書いておいたり、単語帳を使うといいでしょう!

入国審査の際に、必ず聞かれるのは下記の内容です。事前にしっかりと覚えて英語で言えるようにしておきましょう!

  • 滞在の目的(観光もしくは仕事)
  • 滞在期間
  • 滞在先(ホテル名など)
May I see your passport?(パスポートを見せてもらってもいいですか?)Here you are.(どうぞ!)
How long will you stay in this country?(この国にどのくらいの期間滞在しますか?)Five Days/ One week/(5日間です/ 1週間です)
What’s the purpose of your visit?(渡航の目的は何ですか?)For sightseeing(観光です!)
Where are you staying in?(どこに滞在しますか?)At the ~~ / Staying ~~ hotel in London.(~~ホテルです/ロンドンにある~~ホテルです)

宿泊場所は英語で伝えるのが難しい場合も多いと思います。その際は、地図やホテルの案内を見せるといいでしょう。

イギリスのEU離脱が国民投票で決まったけど、旅行に影響は?

イギリスのEU離脱は旅行には影響ない!

2016年6月23日に行われた国民投票の結果、イギリスがEUから離脱することが決定しましたが、現状、日本人がイギリス旅行する際に影響を受けることは特にありません。旅行の際に親族や知人から心配する言葉をかけられることも多いと思いますが、大丈夫だよ!と伝えましょう。

ただ、離脱後はどうなるかはわかりません。一番影響を受けそうなのは、外国人のイギリスへの入国とEU圏からのイギリスへの出入国です。今まで行き来できていた場所が、簡単に行けなくなる可能性があります。その他には、離脱後にEU諸国からイギリスへの輸入が減少したた場合、一部の商品が品切れになるなどの影響はあるかもしれません。

ロンドンの移動には「オイスターカード」が必須!

ロンドン市内を移動するなら、バスでも電車でも「オイスターカード」が便利。日本のSuicaやICOKAのようにスマートカードとして使うことができます。

バスによっては「オイスターカードオンリー」の車種もあり、もはや必需品といっても良いでしょう。また登録すればデビットカードをオイスターカードとして使うこともでき、チャージの必要がなくさらに快適に旅を送れます。

バスの乗り方は?手を出さないと停まってくれないかも

乗りたいバスがバス停に来たら合図をしないと停まってくれない

乗りたいバスがきたら、手を上げるか出すかして運転手さんに合図を送りましょう。合図がなかった場合、バスは停まらずに行ってしまいます。

バスは前払い制、オイスターカードで手早く

バスは基本的に前払い。バスによってオイスターカード、現金が使えます。

たまにオイスターカードの残金が不足していてもたもつくと、運転手さんが(料金を払わなくても乗っていいから)さっさと席に座って、と言ってくることも。そんなゆるくて大丈夫なのかな?バスではチャージできないことが多いので駅などでチャージしましょう。

電車には「予約席」や「ファーストクラス」がある

電車に乗るとたまに「Reserved」のような電光掲示がある席を見つけます。これは「予約席」、つまり指定席なので注意しましょう。

また「ファーストクラス」と書かれた車両は特別料金がかかるのでこちらも注意。やけに空いているからと知らずに座ってしまうと、あとで追加料金を請求されます。

お店のトイレは「ナンバー」がないと入れないこともある

お店や観光施設のトイレには、手前のドアにロックがかかっている場合があります。公共トイレも有料のことが多いイギリスでは、お客さまにしかトイレが使えないように鍵をかけているのです。

お店や施設の方に「トイレを使いたいのでナンバーを教えて」と言うと、数字の書かれた紙を渡してくれます。または「購入したレシートに書いてあるから」と言われることも。

公共のトイレは有料!小銭を用意しておこう

公共のトイレや、外にあるトイレは有料であることが少なくありません。だいたいはp30〜p50ほど。両替機があったり管理室があったりするので両替は可能ですが、現金が必要なので注意。

イギリス旅行前に知っておきたいこと まとめ

時差や物価は?

この記事を読んでイギリス旅行が不安になった人ももしかしたらいるかもしれません。しかし大丈夫です。イギリスは先進国ですし困ったときにはGoogle翻訳でどうにか乗り切れる時代です。とは言え旅行前に何を準備したらいいのか分からなかったり、どんな服装で行ったらいいのか分からない人も多いはず。

そんな方は、ぜひこちらの記事でイギリス旅行の必需品を確認してみてください!

→イギリス・ロンドン旅行の持ち物と服装チェックリスト!財布は首から下げよう

この記事を書いた人

matto

文部科学省トビタテ!留学JAPAN6期生として2016年に約半年間イギリスのリヴァプール・バースで留学&インターンシップ、観光に関する調査を実施。帰国後はイギリス居住経験を生かし長野県を拠点にインバウンド推進事業や留学推進事業に関わっている。世界遺産検定3級。

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