エリザベス女王が住むイギリス・ロンドンを代表する観光スポット バッキンガム宮殿に行こう!世界遺産じゃない理由は?

バッキンガム宮殿

バッキンガム宮殿は、ロンドンで最も人気な観光地のひとつです。歴代最長在任期間を誇るエリザベス女王の住まいであり、女王が執務を執り行う場所でもあります。部屋の数は約750以上、働いている人は総勢500人を超えるといわれるバッキンガム宮殿は見ごたえ十分です。

バッキンガム宮殿へのアクセスは?最寄り駅は?

バッキンガム宮殿の最寄り駅はビクトリア駅です。

最大規模の駅なので降りる場所はすぐにわかると思いますが、下りてからが広く迷いやすいので要注意です。ビクトリア駅からバッキンガム宮殿までは、A3214という道をおよそ10分ほど歩くと到着します。バッキンガム宮殿に向かう途中には、飲食店やバッキンガム宮殿公式ショップなどがあります。

バッキンガム宮殿は夏の特別公開中だけ内部に入れる観光スポット

バッキンガム宮殿には、普段エリザベス女王が住んでいます。ただ、1年間で夏の8週間エリザベス女王がスコットランドの別荘に滞在している期間だけ、内部が一般公開されます。昔は一般公開していませんでしたが、1992年に火事にあい修復等に莫大な予算がかかることになってしまったため一般公開が始まりました。

公開期間は年によって異なります。2019年は7月20日~9月29日までです。

バッキンガム宮殿の内部見学所要時間は?チケットは?入場料は?予約できるの?

バッキンガム宮殿の内部見学にかかる時間は、およそ2時間程度です。日本語で解説してくれるオーディオガイドも借りられるので、スポットごとに解説を聞きながらゆっくりまわるのがオススメです。

バッキンガム宮殿のチケットは事前にオンライン上で買えるほか、入場口で買うこともできます。チケットの値段は大人が3,325円、子どもが1,862円、学生もしくは60歳以上は3,033円です。

バッキンガム宮殿の見学は限れらた期間しかできないため、連日多くの人が訪れます。売り切れる可能性もあるので早めにオンラインチケットを購入しましょう!

バッキンガム宮殿観光の見どころは?

一番の見どころバッキンガム宮殿の衛兵交代スケジュールは月によって異なるので要注意!

バッキンガム宮殿
Sandeep GillによるPixabayからの画像

バッキンガム宮殿の一番の見どころ衛兵の交代は絶対に見たいですよね。午前11時にセントジェームズ宮殿・ウェリントン兵舎を交代する衛兵が出発します。30分ほど歩いたのち、午前11時30分にバッキンガム宮殿に到着します。衛兵交代にかかる時間はおよそ30分~40分ほどです。

衛兵の交代は、月によってスケジュールが微妙に異なります。ピンポイントで数日間行われなかったり、決まった曜日だけ行うなど月によって様々です。衛兵の交代を見たい場合は、事前にしっかりと調べてからバッキンガム宮殿に向かいましょう。

クイーン・ビクトリア・メモリアル

クイーン・ビクトリア・メモリアルは、1837年にビクトリア女王が即位した際につくられた記念碑です。この場所は、英国王のスピーチのラストシーンなど多くの映画で使われており連日、記念写真を撮る観光客でにぎわっています。

エリザベス女王に贈られた記念品の展示

内部の写真は残念ながら撮影禁止のためありませんが、バッキンガム宮殿の見どころは、豪華絢爛な部屋の数々と世界中から女王に送られた記念品展示です。夏季期間中は、19室が一般公開されます。

クイーンズギャラリーには、世界中の国から女王に送られた記念品が数多く展示されています。女王に喜んでもらおうと趣向を凝らしたことが分かる貴重な品々が数多く展示されており、世界中のお土産屋さんに来ているような気分になります。

バッキンガム宮殿には夏限定のガーデンカフェがある

バッキンガム宮殿では、夏期間の一般公開にあわせて正面とは反対側(チケットが無いと入れない裏側)にガーデンカフェがオープンします。土日だと混んでいることもありますが、美しく整備された庭を見ながらティータイムを楽しみましょう!

バッキンガム宮殿のお土産ショップで紅茶やグッズを買おう!

お土産を買う場合は、バッキンガム宮殿の敷地内に1つと併設された公式ショップに行ってみましょう!王室御用達の食器類や紅茶のほかに、ここでしか買えない洋服やアクセサリーが所狭しと並んでいます。

かわいくてかつイギリスらしいお土産を買いたい人には、テディベアがオススメです。バッキンガム宮殿に立っている衛兵のファッションに身を包んだテディベアはここでしか買えないスペシャルなお土産です。

バッキンガム宮殿が世界遺産に登録されていない理由は?

バッキンガム宮殿は世界遺産に登録されていません。理由としては、王室が住む場所として使われてきた歴史があり、 各国、管理が非常に大変なので世界遺産に登録されることを望んでいないという理由があります。日本でいうと皇居は世界遺産に登録されていません。

世界遺産条約の締結国は、《適切な保護管理体制をとる義務》を負う義務があります。しかし、国でもなかなか干渉しづらい王室関連の建物は適切な保護管理体制がとれる保証がありませんよね。世界遺産は、政治的な背景が登録数などにも大きく影響しているシステムなので、バッキンガム宮殿も世界遺産にはなっていません。

まとめ バッキンガム宮殿は春夏秋冬問わず訪れたいスポット!

バッキンガム宮殿

バッキンガム宮殿は夏しか内部を公開していませんが、他の時期にも衛兵の交代が見られますし、公式ショップは営業しています。記念写真を撮る場合も、夏より人が少なくていい写真が撮れるかもしれません。エリザベス女王の暮らしを想像しながら、ぜひ訪れてみてください。

この記事を書いた人

matto

文部科学省トビタテ!留学JAPAN6期生として2016年に約半年間イギリスのリヴァプール・バースで留学&インターンシップ、観光に関する調査を実施。帰国後はイギリス居住経験を生かし長野県を拠点にインバウンド推進事業や留学推進事業に関わっている。世界遺産検定3級。

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