イギリスのEU離脱を達成するために必要なEU離脱に関連する法律が、22日にイギリス議会を通過し、23日にエリザベス女王が認める手続きを行いついに成立しました。本記事では成立した法案と今後の影響についてできる限り分かりやすく簡単に説明しました。
イギリスのEU離脱の最終期限は1月31日だった
1月末の離脱期日まで残り1週間、ギリギリ間に合ったカタチになります。本サイトでも紹介した現首相ジョンソン氏が選挙で圧勝を遂げたのが2019年末。年末を境に一気に流れが政権側に傾き離脱法案の成立に向かっていました。
今回成立した関連法案は、ジョンソン首相が2019年10月にEUと合意した離脱の協定をイギリス国内で批准するために不可欠なものでした。つまり今回の成立を経て、正式に国民も議会も王室もEU離脱に合意したということになります。
国民投票でイギリスのEU離脱が決まってから約3年半
ジョンソン政権は、これまで何度も何度も離脱案を提出しても議会に認められませんでしたが、2020年、新しい年の始まりについに手続きを完了させることができました。
キャメロン首相が国民投票を実施しEU離脱が決定したのが2016年6月。議会選民主主義の代表国で国民が自らの進む方向を決定して以降、さまざまな混乱が約3年半にわたって続いてきましたが、ようやくEU離脱が確定しました。1月31日、月末はイギリスにとってもEUにとっても世界にとっても歴史的な日になると思われます。
>【3分で解説】イギリス現首相でEU離脱の旗振り役ボリス・ジョンソン氏とは?
EU離脱はイギリスへの観光にも大きな影響が今後出てくる?
本サイトはイギリスの観光情報を紹介するサイトです。EU離脱が決まった3年半前から今日までの間でイギリス観光の状況は少しずつですが変化してきました。特に入国やビザの申請が今まで以上に厳しくなりました。
以下に関連法案が成立しEU離脱が決まったイギリスを訪れる場合に、ぜひ読んで欲しい記事をいくつかピックアップします。事前に学習しつつニュースでそのときどきのイギリス情報を得て快適なイギリス観光をしましょう!
>【正式名称】イギリス、英国、イングランド、北アイルランド、UK、スコットランド、表記の違いを解説